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【特集・コラム・資料】
空耳法音
― 世間の声が仏法と聞こえた時 ―
何気なく聞く人の声、世間の声。
体系的な教えではないけど、これが空耳のように仏法として聞こえてきます。
鳥の音[を 三宝[と聞く 法[の耳
コノハズクの声が仏法僧に聞こえたという、そんな世間の声を日々書き溜めておきました。
- 人を絶賛できるというのは、本当に幸せな事です。
- 無造作の妙というものがある。小手先の技術ではどうにもならぬこと。
- 大事なことは、心ではなく、体に覚えさせる。
心は捨てるくらいで丁度よい。
心は執着が強いから。
- 上がらぬのあるゆえ凧[の面白さ。
- 数値化する労働
記号化する人間
これが現代の課題
- 人間にはみな心があるのです。当たり前だと思うかもしれませんが、相手の心を無視したり、弄[んで恥じぬ人が多いことには驚かされます。
- 建物に屋台骨があるように、国家にも屋台骨がある。
人と人が信頼しあうこと、
これが崩れてしまえば、それはもやは国家ではない。
- 正直な人が一人居たら、その人の周囲に素晴らしい人たちがたくさん居るということ。
- 本当の豊かさは、変化に対応できる力があること。
変化を身に満たした豊かさ。
自分から変化を起こす力。
- 動物に国境はないが、縄張りはある。人間だけが不自由なわけではない。
- 成功は一度
その一度に、何千何万の失敗が込められている。
- 天才だから見えること、天才だから見えないこと
凡才ゆえに解ることって、結構多いですよ。
- 人間は 刹那的[なうすっぺらい面と 根源的な奥深い面が一体となって自己を形成する不思議な生き物だ。この矛盾を誤魔化さず正直に引き受けた時のみ 真に生きた時間となる。
- 心が忘れたあの人も〜膝が重さを覚えてる〜≠チて歌があるけど、これ、すごい発見。見惑は「見道位」において克服できたが修惑が残っているため「修道位」で修行する段階のこと。
- 「無辺光[」とは、統合された自己が、日々新たな出遇いによって殻が破壊され、辺境を広げた自分に統合し直されて一日を終えること。
- 本願とは本音のことですね。
- 宗教は感動です。
- 輝く精神 輝く大地。
- 仏教の偉大さは、むしろ仏教に歯向かってこそわかるものです。
- 浄土はものみな名のる世界。言葉となった世界です。言葉の無い真如法性の世界とは違います。
- 生きる一歩一歩で問われているのは、これは必然なのか偶然なのか、ということ。
いきあたりばったりの言動を重ねても得るものは少ない。
- 結果の善悪と、方法の善悪と、動機の善悪。これを混同しないこと。
- 今日一日のために過去の苦労があった。
- ついた餅より心持、本当にそうです。
- いのち寿[ぐ宗教が真の宗教。
自己犠牲を賛美したり強要するなんて、人間を馬鹿にしている。
- 身近に一人くらい苦手な人間がいた方が、自分のためだよ。
- 迷っているのに迷っていることに気付かないことを迷いという。
- 違和感に敏感になれ。全ての道は違和感から始まる。
- 人生は問いである。問いのない人生は虚しい。
- 自分のやろうとすることに惚れよう。
- 現在の自分の課題をはっきりさせ、常に語れる状態にしておくこと。
- 同じ内容でも、自分独自の表現を心がける。
私は機械じゃないんだから。
- 素朴であっても、やぼにはなるな。
- 嫉妬心のとりあつかい、マスターできるか?
- 劣等感を感じることができるのも大きな才能。
- 自分が相手を好きになることが大事。
相手が自分を好きになるかどうかは二の次
惜しまず努力はしても、執着はしないこと。
- 歴史は今も新たに造られ続けている。
もちろん私も造る。私が造る。
- 自身の求道の道筋を、物語のように流れの中で確認し、語れるようにしておく。
- 声高に主張する宗教者ばかりが目立つが、じっくりと思惟する宗教者にこそ注目すべきだ。
- 玄人[のこけ脅しに騙[されるな。
素人[の嘲笑[に怯[むな。
- 天上天下唯我独尊の自分を覚ればこそ、相手を尊べる。
自分の命を尊べない者は、他人の命も粗末に扱う。
- 誤解はなるべくその日のうちに解いておくといいが、
できなくとも悩まないこと。
- 忘れるという欠点。忘れるという才能。
いかがでしょうか。
大向こうを唸らせるような言葉ではないけれど、私は聞き過ごすことができませんでした。
機会がありましたら、また紹介させていただきます。
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